大分線 トロピカル号-3 81
僕が撮ったトロピカル号は3車両のみ。なのでトロピカル号車両についての記事は最後です。
12767号車
日野KL-RU4FSEA 2001年式
西工92MC C-Ⅰの夜行仕様
日野×西工92MCは全国を見ても珍しい車両として有名な1台ですね。
このトロピカル号の廃止で引退ということのようです。乗ってみたい車両の1つでしたが、時間が取れず断念。でも目にしておくことができたことは幸いです。
トロピカル号27年間お疲れ様でした。
最後に…
大分線、僕がみた限り利用者はそれほど少なくなく、むしろ便数単位でみると多い方だと思われます。乗務員の方も利用者は少なくないのに…とおっしゃっていました。
今回、トロピカル号休止になった要因として車両の老朽化ということもあるかもしれませんが、何より
「乗務員不足」
が挙げられるのではないでしょうか。
岡山の両備グループ、福岡の西鉄で大きな話題となりテレビ等でもとりあげられました。その波は地方のローカル路線だけでなく、都市間高速にまで広まったことになります。赤字であろうと、黒字であろうと運転する人がいなければ成り立ちませんからね。
さらに大分地区では、「トロピカル号」運行終了と同日に、北九州~大分線「ゆのくに号」の大分側の運行3社(大分バス・大分交通・亀の井バス)の撤退もあり現状はとても厳しいことが伺えます。
現在の日本の状況を考えるこの打開するのは難しいのではないでしょうか。
少子高齢化の中で、働く世代が減り、運転手や職人などの「技術職」はさらに減り続けています。深刻化していく一方だと思います。今後改善されるのでしょうか。
方法の1つとしては「外国人労働者」。
この方法も悪くはないと思いますが、これよりも、もう1つの「AT」ではないでしょうか。
自動運転技術は完成に近づいていて実用化もされつつあり、10年後には普及しているという見解もあります。
「ロボット、つまりATに仕事が奪われてしまうのではないか。」という懸念はありますが、現状としては「ATに頼らないと存続できない、頼らざるを得ない状況にある」ということではないでしょうか。
観光特需、高速バスの利用増加などあり、なくてはならない「バス」。運転手不足はこれからも続きそうです。
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